はじめに

『大学』を素読する 伊與田覺

先日、致知出版社から購入した伊与田覺先生の【 『大学』を素読する 】を読んで、いたく感銘しまして、これは毎日読まねばならないと思い立ち、付属のCDをスマホに入れイヤホンで聞き、本を持って電車に乗り込んで読み始めたのですが、先生の味のある墨書で読むのはとても素敵なことですが、通勤電車のスペースは限られており、大事な本が傷むのも気になり、今の時代ネットで検索すれば、すべてふりがな付きの書き下し文 がすぐに出てくるのではと調べてみましたが、これほど有名な古典なのに見つかりませんでした。

無いのであれば自分用に作ってしまおう。読書百遍繰り返すまで毎日毎日車内で読むのに丁度よいスマホ用のものを作ってしまおうと思い立ち、筆で写経するような気持で、htmlにルビを振っていきました。

ルビを振るのは意外に難しく、青空文庫形式のような書式を変換してくれるプラグインでもあればよかったのですが、思ったようなものはなく、<ruby>タグを直接書くのが遠回りのようで一番早いようでした。文章を縦書きにしてくれるテーマにも助けられ、筆文字風なwebフォントにも助けられ、素読の雰囲気が出るページが作れたような気がしています。

後は、二宮尊徳翁に負けないくらい毎日の通勤電車でこれを読めれば、私は満足です。

できるだけ先生の書き下し文に忠実に書き写したつもりですが、 誤字脱字等ありましたら、ご指摘いただければ幸いです。


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