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    (あく)(この)(もの)(わざわい)(まね)く。あたかも()(かげ)(したが)うが(ごと)し。

    ()むといえども(まず)しきを(わす)るることなかれ。(たっと)しといえども(いや)しきを(わす)るることなかれ。

    あるいは(はじ)めに()(おわ)りに(まず)しく。あるいは(さき)(たっと)くして(のち)(いや)し。

    それ(なら)(がた)(わす)(やす)きは、音声(おんじょう)浮才(ふさい)

    また(まな)(やす)(わす)(がた)きは、書筆(しょひつ)博藝(はくげい)

    ただし食有(しょくあ)れば法在(ほうあ)り、また身在(みあ)れば命有(いのちあ)り。

    なお農業(のうぎょう)(わす)れず。(かなら)学文(がくもん)(はい)することなかれ。

    かるが(ゆえ)末代(まつだい)学者(がくしゃ)()ずこの(しょ)(あん)ずべし。

    これ学問(がくもん)(はじ)め、身終(みおわ)るまで忘失(ぼうしつ)することなかれ。