学文に怠る時なかれ。
眠りを除いて通夜に涌せよ。飢えを忍んで終日習え。
師に会うといえども学ばざれば、徒に市人に向うが如し。
習い読むといえども復せざれば、只隣の財を数うるが如し。
君子は智者を愛し、小人は福人を愛す。
富貴の家に入るといえども、財無き人の為には、なお霜の下の花の如し。
貧賤の門を出ずるといえども、智有る人の為には、あたかも泥中の蓮の如し。
父母は天地の如く、師君は日月の如し。
親族はたとえば葦の如し。夫妻はなお瓦の如し。
父母には朝夕に孝せよ。師君には昼夜に仕えよ。
友と交りて争う事なかれ。
己より兄には礼敬を尽くし、己より弟には愛顧を致せ。